CHIHARU MK'S JOURNAL
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09/06
1.waterproof
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1.waterproof / waterproof
ちょうど1年前の夏頃、hydrophoneを購入。
水中で使うMicで、ピエゾマイクの一種なので、空気振動ではなく個体振動をひろいます。
本来、イルカの鳴き声とか魚の泳ぐ音、水音などを録るもので、周波数帯域が10Hzから100kHzくらいまで対応するそう。
今回は水音を主に、色々エフェクト加工したりして作ってみました。
そして塚原義弘さんがギターで参加してくれました。
ギターは1962年製レスポールと1965年製モズライトだそうです!
そして繰り返されるギターフレーズも、Delayなどは使用せず、全て手弾きです。
ピアノとギターと水中音響。
ちょっと不思議な組み合わせですが、音楽構成はシンプルで気持ち良く仕上がっているので、楽しんで聴いてみてください!
ちょうど1年前の夏頃、hydrophoneを購入。
水中で使うMicで、ピエゾマイクの一種なので、空気振動ではなく個体振動をひろいます。
本来、イルカの鳴き声とか魚の泳ぐ音、水音などを録るもので、周波数帯域が10Hzから100kHzくらいまで対応するそう。
今回は水音を主に、色々エフェクト加工したりして作ってみました。
そして塚原義弘さんがギターで参加してくれました。
ギターは1962年製レスポールと1965年製モズライトだそうです!
そして繰り返されるギターフレーズも、Delayなどは使用せず、全て手弾きです。
ピアノとギターと水中音響。
ちょっと不思議な組み合わせですが、音楽構成はシンプルで気持ち良く仕上がっているので、楽しんで聴いてみてください!
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実は個人的には、結構気に入っている楽曲です。
イタリアのMichelangelo Antonioni(ミケランジェロ・アントニオーニ)の「L'avventura 」(情事)に触発されて作った曲です。
地中海の小島で忽然と失踪する美女アンナ。
そこから始まる男女の不毛な世界。
一定のピアノの旋律は、シンプルな構成で繰り返される楽曲なのですが、
実は同じ様に聴こえていて、微妙に変化しつづけています。
良く聴いてみると、その変化の推移がわかってもらえるのではと思います。
ちなみに、a.N.はアントニオーニとアンナ、両方の意味合いがこめられています。
イタリアのMichelangelo Antonioni(ミケランジェロ・アントニオーニ)の「L'avventura 」(情事)に触発されて作った曲です。
地中海の小島で忽然と失踪する美女アンナ。
そこから始まる男女の不毛な世界。
一定のピアノの旋律は、シンプルな構成で繰り返される楽曲なのですが、
実は同じ様に聴こえていて、微妙に変化しつづけています。
良く聴いてみると、その変化の推移がわかってもらえるのではと思います。
ちなみに、a.N.はアントニオーニとアンナ、両方の意味合いがこめられています。
3.panoramic chaos / waterproof
この曲ははじめアクースモニウムで演奏する様に制作しました。
そして山梨・東京・札幌で発表しました。
山梨と東京はアクースモニウム、札幌は8chマルチで発表しました。
サヌカイトの音を中心に、あとは子供用のメロディベルも使っています。
グラスに氷と炭酸水、大人の科学の付録で作った赤い小さなテルミンも使用しています。
東京で発表した際、フランス人ダンサーの女性に声をかけられて「気に入ったので、曲を作ってもらえないか?」と言われました。
名刺をもらって後から、フランスで有名なヌーベルダンスのKarine Saporta「カリーヌ・サポルタ」さんであることが判明。
マイケル・ナイマンなどが楽曲提供したりしているらしい。
実現していたら、きっと面白いことが出来たかも。ちょっと惜しかったです。
この曲ははじめアクースモニウムで演奏する様に制作しました。
そして山梨・東京・札幌で発表しました。
山梨と東京はアクースモニウム、札幌は8chマルチで発表しました。
サヌカイトの音を中心に、あとは子供用のメロディベルも使っています。
グラスに氷と炭酸水、大人の科学の付録で作った赤い小さなテルミンも使用しています。
東京で発表した際、フランス人ダンサーの女性に声をかけられて「気に入ったので、曲を作ってもらえないか?」と言われました。
名刺をもらって後から、フランスで有名なヌーベルダンスのKarine Saporta「カリーヌ・サポルタ」さんであることが判明。
マイケル・ナイマンなどが楽曲提供したりしているらしい。
実現していたら、きっと面白いことが出来たかも。ちょっと惜しかったです。
4.no.4 / waterproof
CDの4曲目だからno.4というなげやりなタイトルではありません。
たまたま偶然、no.4という楽曲が4曲目になっちゃったという感じです。
本当は、もう1曲CDに入れる予定の楽曲がありまして、8曲入りになるはずでした。
ですがマスタリングの段階で、アルバムの流れ的に1曲浮いてしまう感があり
最終段階で思い切ってはずしてしまいました。
この曲ははじめはpiano soloとして作ってありました。もう5年くらい前でしょうか?
それを、はづきちゃんとcitronを結成した際、テルミンと電子音響用にremixしてLiveで演奏したりしました。Rizingの時もこの曲はcitron ver.で演奏しました。
no.4というのは、はじめSatieのジムノペティの4曲目を作ろう!という(おこがましい)構想から始まっています。
でも、作り始めるうちに、だんだん盛り上げたい心境になり、思いっきりサビを作ってしまったので、その段階で全然Satieじゃなくなってしまいました.......。
なごりはタイトルだけになってしまったのですね。
今回は、この曲は、NO編集で行こう!
と決めまして、家のピアノにMic立てての1発録りです。
ピアノには、moogのpianobarというセンサーを取り付けました。
Mic録音と同時に、演奏のリアルタイムデータをmidiで送受信しました。
音響加工と、midiデータのレイヤーの両方で楽曲を制作しました。
ただ、あまり特殊な加工はし過ぎず、ピアノ楽曲を全面に生かす様にしました。
これは、ピアノスコアがあるので、そのうちに公開したいと思います。
気に入ってくださった方が演奏してくれたら、とてもうれしいです。
CDの4曲目だからno.4というなげやりなタイトルではありません。
たまたま偶然、no.4という楽曲が4曲目になっちゃったという感じです。
本当は、もう1曲CDに入れる予定の楽曲がありまして、8曲入りになるはずでした。
ですがマスタリングの段階で、アルバムの流れ的に1曲浮いてしまう感があり
最終段階で思い切ってはずしてしまいました。
この曲ははじめはpiano soloとして作ってありました。もう5年くらい前でしょうか?
それを、はづきちゃんとcitronを結成した際、テルミンと電子音響用にremixしてLiveで演奏したりしました。Rizingの時もこの曲はcitron ver.で演奏しました。
no.4というのは、はじめSatieのジムノペティの4曲目を作ろう!という(おこがましい)構想から始まっています。
でも、作り始めるうちに、だんだん盛り上げたい心境になり、思いっきりサビを作ってしまったので、その段階で全然Satieじゃなくなってしまいました.......。
なごりはタイトルだけになってしまったのですね。
今回は、この曲は、NO編集で行こう!
と決めまして、家のピアノにMic立てての1発録りです。
ピアノには、moogのpianobarというセンサーを取り付けました。
Mic録音と同時に、演奏のリアルタイムデータをmidiで送受信しました。
音響加工と、midiデータのレイヤーの両方で楽曲を制作しました。
ただ、あまり特殊な加工はし過ぎず、ピアノ楽曲を全面に生かす様にしました。
これは、ピアノスコアがあるので、そのうちに公開したいと思います。
気に入ってくださった方が演奏してくれたら、とてもうれしいです。
5.style-r junichi oguro remix / waterproof
style-r は、前作piano prizmの中に入っている楽曲です。
SoundMediaArtist の大黒淳一氏が、remixしてくれました。
style-r のフレーズの断片を使った、ミニマル風アンビエントになっています。
リズムを司っているかの様なグリッヂノイズサウンドは、実は「たき火」の音です。
フィールド・レコーディングした火が燃えるサウンドを、上手く利用しているとてもユニークなremixですね。
style-r は、前作piano prizmの中に入っている楽曲です。
SoundMediaArtist の大黒淳一氏が、remixしてくれました。
style-r のフレーズの断片を使った、ミニマル風アンビエントになっています。
リズムを司っているかの様なグリッヂノイズサウンドは、実は「たき火」の音です。
フィールド・レコーディングした火が燃えるサウンドを、上手く利用しているとてもユニークなremixですね。
6.blue cave -inner mind- / waterproof
私の音楽作りのはじめは、「音響」部分に執着するというよりはやっぱりnoteを追求する所から入って行ったのですけれども。
この楽曲は、学生時代の体験が基になっていて、まず武満徹氏のNOVEMVER STEPSを初めて聴いた際に、「これはいったい何なんだ?!」とびっくりしたわけなのです。
で、何度聴いても「楽譜」のイメージがはっきり湧いてこない。
夜遅くに、部屋を暗くして、Headphoneを大音量にして、このNOVEMVER STEPSを聴くのが好きで。(笑) するとだんだん現実から離れて、トリップする。
目をつぶると、別の世界へ連れて行かれる感じなんです。
実はその感覚が、blue cave -inner mind- ってタイトルに繋がっています。
でも武満徹氏の楽曲は、blue というより dark blueって感じがしますけれども。
それからOrchestra Scoreを買って来て、またNOVEMBER STEPSを聴く訳です。
noteの記述がなされているのに、そこからはイメージがつかないとても音響的世界が広がっていることに衝撃を覚えた最初の楽曲だったと思います。
このblue caveはもともとはcelloのソロがない状況で作った小品を、拡張してチェロのソロ・パートを加えてマルチ・チャンネルにしたものです。
チェロ演奏の為に、一応、スコアらしきものは存在します。
今回チェロを演奏してくださった多井智紀氏には、実はYAMAHAのSilentCelloを使ってもらっています。ラインで録音したデータを基に、マルチチャンネルだった楽曲を再度ステレオに編集し直しました。
この曲は、夜暗くなってから、音量を大きくして目を閉じて聴いてもらえるとうれしいです。
心の奥底の深い世界へいざなってくれることを願って。
私の音楽作りのはじめは、「音響」部分に執着するというよりはやっぱりnoteを追求する所から入って行ったのですけれども。
この楽曲は、学生時代の体験が基になっていて、まず武満徹氏のNOVEMVER STEPSを初めて聴いた際に、「これはいったい何なんだ?!」とびっくりしたわけなのです。
で、何度聴いても「楽譜」のイメージがはっきり湧いてこない。
夜遅くに、部屋を暗くして、Headphoneを大音量にして、このNOVEMVER STEPSを聴くのが好きで。(笑) するとだんだん現実から離れて、トリップする。
目をつぶると、別の世界へ連れて行かれる感じなんです。
実はその感覚が、blue cave -inner mind- ってタイトルに繋がっています。
でも武満徹氏の楽曲は、blue というより dark blueって感じがしますけれども。
それからOrchestra Scoreを買って来て、またNOVEMBER STEPSを聴く訳です。
noteの記述がなされているのに、そこからはイメージがつかないとても音響的世界が広がっていることに衝撃を覚えた最初の楽曲だったと思います。
このblue caveはもともとはcelloのソロがない状況で作った小品を、拡張してチェロのソロ・パートを加えてマルチ・チャンネルにしたものです。
チェロ演奏の為に、一応、スコアらしきものは存在します。
今回チェロを演奏してくださった多井智紀氏には、実はYAMAHAのSilentCelloを使ってもらっています。ラインで録音したデータを基に、マルチチャンネルだった楽曲を再度ステレオに編集し直しました。
この曲は、夜暗くなってから、音量を大きくして目を閉じて聴いてもらえるとうれしいです。
心の奥底の深い世界へいざなってくれることを願って。
10.flow /waterproof
子守歌というか、たゆたゆと漂う世界を。
2009年1月にイサム・ノグチが設計したラウンドスケープ「モエレ沼公園」のイベント、「SNOWSCAPE MOERE IV」に出演した際、北海道の冬の音ということで、馬橇の鈴の音を手に入れる。そしてクリスタル・シンギングボウルのこすって回す際の音、ピアノなど。
メインは白田智子さんの歌。
白田さんは登別在住、三味線の吉田兄弟と密接な間柄。
そして息子さんも、プロの三味線奏者。
彼女が歌ってくれたのは、実は日本の民謡の断片。
素晴らしい歌声を、こぶしまわして熱唱してくださいました。
民謡をエフェクト加工して、子守歌の世界を再構築。
ほんの一部だけ、賛美歌の合唱もブレンドしています。
たゆたゆと漂う、浮遊感が表現出来ているでしょうか?......。
子守歌というか、たゆたゆと漂う世界を。
2009年1月にイサム・ノグチが設計したラウンドスケープ「モエレ沼公園」のイベント、「SNOWSCAPE MOERE IV」に出演した際、北海道の冬の音ということで、馬橇の鈴の音を手に入れる。そしてクリスタル・シンギングボウルのこすって回す際の音、ピアノなど。
メインは白田智子さんの歌。
白田さんは登別在住、三味線の吉田兄弟と密接な間柄。
そして息子さんも、プロの三味線奏者。
彼女が歌ってくれたのは、実は日本の民謡の断片。
素晴らしい歌声を、こぶしまわして熱唱してくださいました。
民謡をエフェクト加工して、子守歌の世界を再構築。
ほんの一部だけ、賛美歌の合唱もブレンドしています。
たゆたゆと漂う、浮遊感が表現出来ているでしょうか?......。
waterproof / chiharu mk
(sc-mk-0901)
定価1,890円(税抜価格1,800円)
2009年9月2日 全国発売。
1) waterproof、2)a.N. 、3)panoramic chaos、4)no.4、5)style - r junichi oguro remix、
6)blue cave - inner mind - 、
7)flow http://www.myspace.com/chiharumk
produced by chiharu mk masterded by yoshihiro tsukahara / studio riccio
art direction & design : chiharu mk illustration : martin chik / javatea
01)guitar : yoshihiro tsukahara
05)remixed by : junichi oguro
06)cello : tomoki tai
07)vocal : tomoko shirata
twitter.com/chiharu_mk
カテゴリー
プロフィール
HN:
chiharu mk
HP:
性別:
女性
職業:
音楽家
自己紹介:
●●●-●●●-●●●-●●●
2001-2002年 国営ラジオフランス内「INA/GRM」にて電子音響音楽を学ぶ+
2002年 MOTUS主催 「FUTURA」にてスピーカー・オーケストラ・システム「アクースモニウム」の演奏法を学ぶ+
「IMEB30周年記念事業」でフランス国立図書館に「Kodama_2nd」が収蔵される+
電子音響音楽の他に、テルミンとのユニット「citron」でライジングサン・ロックフェスティバル2004 in EZOに出演+
2007年アルバム「piano prizm」、2009年「waterproof」をリリース+
ブールジュ国際電子音楽フェスティバル(FR.)、ICMC2010(NY)他に入選+
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2001-2002年 国営ラジオフランス内「INA/GRM」にて電子音響音楽を学ぶ+
2002年 MOTUS主催 「FUTURA」にてスピーカー・オーケストラ・システム「アクースモニウム」の演奏法を学ぶ+
「IMEB30周年記念事業」でフランス国立図書館に「Kodama_2nd」が収蔵される+
電子音響音楽の他に、テルミンとのユニット「citron」でライジングサン・ロックフェスティバル2004 in EZOに出演+
2007年アルバム「piano prizm」、2009年「waterproof」をリリース+
ブールジュ国際電子音楽フェスティバル(FR.)、ICMC2010(NY)他に入選+
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